DVD版

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「改造」直筆原稿 画像データベース

山本実彦旧蔵・川内まごころ文学館所蔵
「改造」直筆原稿の研究

 付録・画像データベース

原本所蔵・監修:薩摩川内市川内まごころ文学館
編集:紅野敏郎・日高昭二

「研究論文集」1冊とDVD版ディスク1枚セット
ISBN 978-4-8419-0460-4

本体300,000円+税

『改造』DVD版
<別売可>

研究論文集:
『山本実彦旧蔵・川内まごころ文学館所蔵 「改造」直筆原稿の研究』
紅野敏郎・日高昭二 編
B5判 上製 400頁 ISBN 978-4-8419-0461-1
本体20,000円+税


DVD版 改造社出版関係資料


 今回DVD版に収録された原稿は、大正10年から昭和21年の間に、「改造」、「女性改造」、「短歌研究」などの改造社関係の雑誌や、「日本文学講座」などの単行本のために書かれたもので、作家数で90人、枚数で7000枚を超える、膨大かつ貴重なものであった。彼の死後、1999年に遺族によってそれらは実彦の出身地である薩摩川内市に寄贈された。
 主な直筆原稿は、横光利一の長編「上海」、大佛次郎の史伝「ドレフュス事件」、井伏鱒二「波高島」、幸田露伴「蒲生氏郷」、小林多喜二「工場細胞」、瀧井孝作「無限抱擁」、谷崎潤一郎「芸術一家言」、火野葦平「敵将軍」、武者小路実篤「或る男」、織田作之助の未発表原稿「続夫婦善哉」など。また、文学者以外にも伊藤野枝、賀川豊彦、堺利彦らの原稿がある。

近代文学研究の第一級資料

薩摩川内市川内まごころ文学館所蔵の作家ら90人の直筆原稿7000枚が執筆当時の息遣いを伝える。
著者の推敲のあとや編集者の朱の入ったものも多く、作品完成までの生々しい過程を見ることができる。また検閲に配慮した伏字の再現が可能。
直筆原稿7000枚とその初出雑誌誌面約2500頁をあわせて1枚のDVDに収録、両者の比較検討を可能にした。原稿が初出誌にどのように出て、単行本や全集の時はどう変わったか。文学における創造のメカニズムの解明につながる。
近代文学専門家7名からなるワーキンググループによる90人の著者の経歴と、235点についての資料解題を付す。

直筆原稿の研究 目次

 
山本実彦と改造社
紅野敏郎
改造社の現代歌壇に対する貢献
川瀬 清
検閲・出版法・文学全集 —中里介山「夢殿」削除の背景をめぐって
紅野謙介

「漱石氏」から「漱石」へ —雑誌「改造」の原稿にみる虚子の漱石像—
長島裕子
誰が芥川の遺稿を偸んだか —「或旧友へ送る手記」本文校訂の一問題—
宗像和重
肉筆と活字のあいだに映し出される文学の実験 —横光利一の「改造」掲載草稿の研究
十重田裕一
膨れ上がる芳秋蘭像 —横光利一『上海』直筆原稿を拠り所として—
大橋毅彦
佐藤春夫、新発見の「改造」関係原稿群にみる昭和初期の文学的展開
辻本雄一

芥川龍之介・佐藤春夫をめぐるひとつの憶測 —「『是亦生涯』」を始発点として—
千葉俊二
小林多喜二と「改造」 —「工場細胞」から「地区の人々」まで
島村 輝
「改造」における「四季」の詩人 —違和と同化の狭間で—
阿毛久芳
真山青果『桃中軒雲右衛門』の遠近法
日高昭二
翻刻

「続 夫婦善哉」未掲載原稿について

日高昭二

「續 夫婦善哉」

織田作之助
資料

改造社発行図書総目録 昭和十年六月一日発行

直筆原稿資料解題

索引
 

■ 執筆者一覧

編 者
紅野敏郎(早稲田大学名誉教授・日本近代文学館常務理事)
日高昭二(神奈川大学外国語学部教授)

ワーキンググループ
紅野謙介(日本大学文理学部教授)
島村 輝(女子美術大学芸術学部教授)
十重田裕一(早稲田大学文学学術院教授)
三島盛武(鹿児島純心女子短期大学教授)
宗像和重(早稲田大学政治経済学術院教授)

協力者
阿毛久芳(都留文科大学文学部教授)
大橋毅彦(関西学院大学文学部教授)
川瀬 清(近代短歌研究家・川瀬文庫主)
千葉俊二(早稲田大学教育・総合科学学術院教授)
辻本雄一(佐藤春夫記念館館長)
長島裕子(早稲田大学文学学術院非常勤講師)
飯沼典子(山梨県立文学館)
古守やす子(山梨県立文学館)
高室有子(山梨県立文学館)
保坂雅子(山梨県立文学館)

改造社と雑誌「改造」

「改造」主宰 山本實彦
「改造」主宰 山本実彦

「改造」は1919年に山本実彦が創刊した総合雑誌。大正デモクラシー運動の高揚を背景に急進主義的な編集方針を取り、大正から昭和にかけて「中央公論」と共に言論界で主導的な役割を果たしたが、戦後になって勢いを失い、昭和30年に廃刊となった。雑誌ではほかに「女性改造」「文芸」「短歌研究」「俳句研究」を発行し、単行本では『現代日本文学全集』全63巻を発売し円本ブームの先駆けとなった。

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四六版
ISBN: 978-4-8419-0467-3
本体1,800円+税

あの名作「夫婦善哉」の幻の続編が今、明らかに─

Net Pinus 68号

織田作之助「続夫婦善哉」の発見−改造社がお蔵入りに?
早稲田大学名誉教授 紅野 敏郎氏

研究者を涌かせた「発見」はどのような意味をもつのか?
近代文学研究の第一人者が語る