古き日本地図を読む ショイヒツァー「日本図」

神﨑順一氏(天理図書館司書)
1959年高知県に生まれる。天理図書館司書。天理大学文学部宗教学科卒業。論文・著書に「翻刻 大槻玄沢著『伊祇利須疑問 草稿』: 天理図書館所蔵日欧交渉資料(10)」(ビブリア 第136号, 2011年)、「幕末長崎のオランダ語書復刻事情」(日本印刷学会誌 第45巻第4号, 2008年)、共著『日本の近代活字 本木昌造とその周辺』(近代印刷活字文化保存会, 2003年, 第4回ゲスナー賞受賞)、「天理図書館所蔵資料を中心とした西洋古版日本地図目録1528-1800」(ビブリア 第101号, 1994年)など。

ケンペル著、ショイヒツァー英訳の『日本誌』に挿入された「日本図」は西洋製日本図の代表的な地図であり、その後も日本図作成に大きく影響を与えました。ショイヒツァーの日本図作成について,日本北辺域の地図史の上から考察した論考を天理図書館所蔵の古地図とともにご紹介します。
掲載されている図版明細(pdf:132KB)
 

―目次―

はじめに
1 西洋古版地図に描かれた初期の日本図
2 ケンペル遺稿日本図とショイヒツァー「日本図」の相違
3 日本北辺域の地図史
3-1 ロシアのアジア大陸東漸
3-2 日本と蝦夷
3-3 松前氏と蝦夷図
3-4 西洋人の航海と日本の北辺域
3-5 来日西洋人と蝦夷
3-5-1 ウィリアム・アダムス
3-5-2 ジェロニモ・デ・アンジェリス
4 ショイヒツァーの日本図作成
おわりに