「オンライン版 三田文学」が「週刊読書人」2015年4月15日号に掲載されました!

◆「オンライン版 三田文学」が「週刊読書人」(2016/4/15号)の対談記事に!
◆『三田文学』にまつわるエピソード、やオンライン版の魅力が満載
わたくしみつおが、ちょこっとだけその内容をお伝えします。

こんにちは。丸善雄松堂の非公認マスコットキャラ、みつおです。

 

今日はみなさんにビックニュースをお伝えしたく。
なんと、「オンライン版 三田文学」が、本日発売の「週刊読書人」に取り上げられました!
「週刊読書人」は言わずと知れた本の専門紙ですが、なんとその1面と最終面をフルカラーで占拠させていただいております!
記事は、こちらの4名の先生方による豪華対談。
 

坂上弘先生
紅野謙介先生(日本大学文理学部教授)
五味渕典嗣先生(大妻女子大学文学部准教授)
内藤千珠子先生(大妻女子大学文学部准教授)

 
三田文学という雑誌の面白さ、データベースの魅力を存分に語り、大変読み応えがあります。

 

「オンライン版 三田文学」は今からさかのぼること約6年前、2010年に企画がスタートしました。
膨大な資料の撮影、記事だけでなく広告まで検索させるための細かーいデータの作成、
そして約800人にも及ぶ著作権処理(約400名分、文化庁長官裁定にも出したんですよ!)
…と、その開発過程から見守り続けてきたぼくとしては、もう涙なしには見られない記事となっております。
 
ここでは記事をすべてお見せすることはできませんが、一部だけご紹介しますね。

 



画像1:1910年5月号より

画像1:1910年5月号より

◆デジタル化に使用した原本は「水上瀧太郎」の旧蔵本

谷崎潤一郎の『颷風(ひょうふう)』(1910/10)は「○○するやうな」のように
伏字だらけで三田文学誌上で発表されたにもかかわらず、
卑猥すぎると当時警察署の検閲にひっかかり、この号の発売禁止をくらってしまったという作品。
当時学生だった水上瀧太郎は、この中の一部の伏字を手書きで埋めているんですが、
なんと、これを「オンライン版 三田文学」で見ることができるのです(画像1)。
(ほかにも水上瀧太郎のエッセイ「貝殻追放」(1918/1)、森鷗外への追悼「先駆者」(1922/8)
などにも瀧太郎の書き込みがありますよ)

 

画像2:1938年1月号より

画像2:1938年1月号より

◆文学作品と出版、映画化などのかかわりを立体的に見られる

1933年5月に連載がスタートした「若い人」は、石坂洋次郎を一躍人気作家に押し上げた作品。
「オンライン版 三田文学」で「若い人」と検索すると、
作品そのものだけでなく、作品に対する批評、改造社の単行本広告、映画化の広告、
さらに、文学作品と映画化に対する批評などが順を追って見られ、
まるで戦前にタイムスリップしたかのように、当時の状況をリアルに感じることができます。
映画化について、よくできてはいるが原作の精神は失われてしまった…
など書かれているのは、今と変わらないんだなぁとなんだか親近感を覚えるのはぼくだけ?(画像2)

 


などなど、興味深い内容が盛りだくさん。
続きはぜひ、本日発売の「週刊読書人」をご覧ください!

 

ちなみに「オンライン版 三田文学」は、検索までならだれでも無料という、太っ腹な商品です。
こちらから一度、検索だけでも試してみてください。

 

画像3:1914年7月号より

画像3:1914年7月号より


ちなみに「丸善」で検索すると、弊社の明治時代からの広告がたくさんヒットします。
「オノト万年筆」は、丸善がイギリスのデ・ラ・ルー社の総代理店として輸入販売していたもので、
かの文豪、夏目漱石も愛用していたという一品です。
丸善は日本に万年筆が入ってきた当初(明治17年)から販売を開始し、
新しい時代の筆記具として宣伝・啓蒙していたわけですが、
その宣伝の様が、こうして三田文学からも分かるというわけですね。

 

このように魅力満載の文芸雑誌『三田文学』ならびに「オンライン版 三田文学」。
ぜひ本日発売の「週刊読書人」で、その面白さに触れてみてくださいね。

 

みつおでした。