Vol.69 雄松堂 法人化から半世紀・2010年春、新社屋ビルへ業務統合・ “本のある時間”

雄松堂 法人化から半世紀

海外からの学術情報(文献の輸入等)の要望が日本国内の研究機関で急速に高まり、海外送金も必要な手続きを経て自由化の方向に向かいつつあった頃、私がアメリカでの修行(主として出版社、書店)から帰国してまもない1960年2月1日、新宿の四ツ谷に小さな株式会社として雄松堂はスタートしました。
“大企業になるより良い企業に”をモットーに当時全社員20代だった私共は、海外の取引先や日本国内の大学図書館、研究者の方々からのご指導のおかげで成長し、今年2月1日に株式会社雄松堂書店は創立満50年を迎えました。昨年は、昭和7年に私の父が神保町で古書店を開店してから通算満77年の年でした。長いようであっという間の50年でしたが、雄松堂は専門店として時代の変化の中で、何でも少しでも早く着手し、それぞれの役割を果たしてきたと自負しております。
世界が大きく変化し、グローバル化した現在、中国などアジア地域も含めた世界と対応しつつ、最終ユーザーの声に十分耳を傾けながら、内外の関係の皆様とも協力し、学術研究の発展のための裏方として、新しい半世紀に向けてスタートを切らせていただきます。関係各位の皆様のご支援をお願いしたいと思っております。
 

2010年春、新社屋ビルへ業務統合

5月からは現在東京都内に分散しているグループを一つのビルに統合して、業務を行う予定です。グローバル化しIT化する内外情勢を戦略的に捉えるために、従来各部門が独自に進めてきた業務を再構築し、マルチ型の開発を念頭において、世界中からの情報を総合的に戦略的に事業化したいと考えております。私共が先頭になり、リスクを背負ってすすめる部分への投資や、他の専門的で強力な企業と協力して進める仕事を意識して行う勇気も必要と思っています。
 

新社屋予想図

新社屋予想図


 

“本のある時間”timewithbooks.com

本の好きな人、本に関係する業種の人、図書館関係の人といった方々にとって総括的であり、また専門性の高い情報のサイトの必要性を皆様から求められてきました。雄松堂は大日本印刷と検討を重ね、当グループのカルチャー・ジャパンが開催している昨年11月の図書館総合展でテストの開始を発表しましたが、テスト期間にもかかわらず大変多くの皆様からご賛同をいただきました。今年中には必ず “本の関係者”にとって必須とされる本格的なポータルサイトになるものと確信しています。日本発の成功例となるよう努力を続けてまいりますので皆様のサポートをこれからもよろしくお願い致します。
 

本のある時間

本のある時間


 
2010年2月