Vol.58 75周年から77周年へ/国際稀覯本フェア

75周年から77周年へ

雄松堂書店グループは昨年の4月から今年の3月までを創業75周年の年と位置づけて仕事をしてきました。この期間取り組んだことは、外部的にPRした諸企画は別として、創業そして1960年に株式会社として四谷で、主として外国の専門書の取引を始めた当時の考え方、“創業の精神”を再確認することでした。今マーケットは何を求めているのか、私達のビジネスにとってグローバル化とはどういう意味なのか?足下を直視し、より個性的な専門的分野に特化しながら成長分野と非成長分野を分析し“77”に向けて4月から第一歩を踏みだしました。外から見ても雄松堂が大きく変化していく姿を見ていただきたいと思います。
 

国際稀覯本フェア

私達は永い間“古書展”として展示会を開いてきましたが、今回3月12日~14日、東京国際フォーラムに於いて、ABAJ(日本古書籍商協会)主催の古書展で初めて“稀覯本フェア”というネーミングに変更して開催いたしました。最近一般的には古書(Use Book 又Second Hand Book)と貴重で資産価値の高い古書について取り扱いや販売の方法が大きく変化してきました。一般的な洋古書については、日本国内で戦後大量に輸入されたものをどう活用するのか、保管場所等も含めて大きな問題になっています。雄松堂は、これらの古書等を何とかして有効に活用できるようマーケットの開拓を始めたいと思っています。
今回の古書展には、海外から30店位参加し、場所の設営等非常に上手に運営されたおかげもあり、PR効果も抜群で約1,200名の方に来場していただき盛況でした。話題になった書物や書簡文書等の出展も多く、それなりの成果を得ました。海外からの出展者は日本市場が大学等の図書館市場から個人蔵書家へと欧米型に徐々に変化しているという印象をもったようです。ABAJは創立40周年を経て、国際組織の中でも有力な業界団体として“文化財としての貴重書等の国際流通”に今後も貢献してくれるであろうと確信しています。
 

2008年国際稀覯本フェア

2008年国際稀覯本フェア

雄松堂ブース

雄松堂ブース


 
2008年4月