Vol.54  Yushodo Forum 2007“古書談義”について

Yushodo Forum 2007“古書談義”について

雄松堂は創業50周年(1982)の頃から毎年Yushodo Forumを開いてきました。
その年毎、私共が一番熱を入れているようなテーマを選んで、講師やパネリストをお願いしてフォーラムとして企画してきました。フォーラムですから、単に講師の講演会ではなく、壇上での応答や、会場との対話等、楽しく興味を持っていただけるよう努めてきました。
私たちからご案内を差し上げた方をご招待し、ここ数年は11月に横浜で開かれる“図書館総合展”に雄松堂が出品しているテーマを掘り下げる為に意味のある著名な講師をお招きして好評を博しています。例えば昨年は荒俣宏氏がナポレオンのエジプト遠征記に関するお話をして下さり、展示会場には具体的な関連書物やDVD等が展示されましたので来場のお客さまに大変喜んでいただけました。フォーラムを通じて新しいお客様の発掘につながることを期待しています。
 
今年は私共にとって創業75周年にあたりますので、75周年記念フォーラムとして、下記のようなスケジュールを企画いたしました。
 

創業75周年記念 雄松堂フォーラム 2007 “古書談義”日米のビブリオフィルが語る「世界を変えた書物」

  • スピーカー: 
    マイケル ライアン(コロンビア大学 貴重書図書館 館長)
    高宮利行(慶應義塾大学教授)
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  • 東京会場:
    10月23日(火) 1:45-4:45pm
    飯田橋 印刷博物館2F レストラン“ラ・ステラ”
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  • 京都会場:
    10月24日(水) 1:45-4:45pm
    烏丸3条南  ホテルモントレ京都

当社の古書部は今年の初めから、「グーテンベルクの活版印刷術発明以来、実際に人類に影響を与えた本!」「世界を変えた本!」としてどのタイトルを選ぶべきかランダムにアンケートを実施してきました。その内20点から講師をお引き受けいただいたお二人の先生に更に選んでいただき決定いたしました。
 

  • 高宮利行氏:
    「グーテンベルク聖書」(ca.1455)
    コペルニクス「天球の回転について」(1543)
    ダーウィン「種の起源」(1859)
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  • マイケル・ライアン氏:
    デカルト「方法序説」(1637)
    リンカーン「ゲティスバーグ演説」(1863)
    マルクス「資本論」(1867)
    フロイト「夢判断」(1900)

本のかたちやページをスクリーンで見ながら今日日米を代表する愛書家であり、書誌学者であるお二人の権威がそれぞれの本について解説します。勿論欧米の人がみるのと日本人がみるのとでは若干着眼点が違うと思われ、そのあたりも大変興味があります。
東京会場の印刷博物館(トッパン)では丁度日本書籍出版協会の創立50周年を記念して、“世界出版文化史展”を開催中であり、特に博物学、百科事典類の名著を集めて大掛かりな展示会が予定されています、この機会に私共のフオーラムと展示会(無料入場券進呈します)にぜひお越しくださるようお待ちいたしております。
 
2007年8月