Vol.32 国際ビブリオフィル協会(AIB) 第23回大会に参加して

9月21日から30日まで、国際ビブリオフィル協会第23回大会がロンドンで開催されました。
ロンドンを中心に大会が開かれることはAIB会員にとって、永年の夢でした。
一昨年のバルセロナ大会で決定し、その後、エグロモント実行委員長、ハメル事務局長の組織委員会コンビから訪問先の図書館の名前や諸々の企画が続々と寄せられ、8月末には参加申込者が200名を越え、早々に申し込み締め切りの報が入りました。
この協会は本のコレクターが中心の会で、本を観ることが好きな人達の集まりなので、この大会は普通では観ることのできない本をじっくり手にとって観ることができる絶好のチャンスでした。
今回はロンドン、ケンブリッジを中心に下記の図書館や文庫を訪問、私共のために特別の展示をしていただいたので、簡単に紹介します。
 
○ 大英図書館の特別展
一般には公開していない二種類のグーテンベルグ聖書をはじめ、稀覯書の数々が展示され、図書館の各部門の責任者から直接説明を受けた。
また、開会セレモニーにはイートウェル館長の挨拶、記念の講演では同館の設計にあたったことで著名なウィルソン氏の話が注目を集めた。
○ ロンドン大学ゴールドスミス図書館
○ ロンドンウェルカム医学史図書館
○ 旧大英図書館(現 博物館)リーディングルーム
○ ビクトリアアルバート博物館の図書館
○ 自然史博物館の図書館
○ バッキンガム宮殿の図書館
○ ステーショナーズホールの印刷博物館
○ ギルドホールの図書館
○ 公文書館、王立図書館、ウィンザー城図書館、ポールゲティ図書館
○ ロスチャイルド家の図書館
○ ランベス宮殿の図書館
○ 国立海洋博物館の図書館
○ トラベラーズクラブの図書館
○ トリニティカレッジ、コーパスクリスティカレッジの図書館
○ リンカーン大聖堂とその図書館
○ レスター家文庫とバーグレーハウス図書館
 
AIBはパリのビブリオテークナショナールに本部をおき、現在、世界16カ国約300名の会員によって構成されています。1999年には日本で第21回大会を開き、注目されました。
“本への愛情と保存の責任”“会員間の相互協力、理解”を通じて、世界の出版界、図書館界、書誌学界で、その地位を不動のものとしています。
 
2003年12月