Vol.27 愛書家の集い

昨年、当社の創業70周年祝賀のレセプションで私は“より専門的で、世界に通用する企業を目指し、むしろ今よりスリムになるよう考えている”とご挨拶させていただきました。
情報源としての“本”のもつ役割は急速に新しいメディアに移行しつつあります。
一方、良い本を通じて“本を愛する”人達も増えつつあります。
今回は“本を愛する人達の集い”ビブリオフィル協会についてお知らせします。
 

国際ビブリオフィル協会

パリの国立図書館稀覯書部内に本部を置くこの組織(AIB:Association Internationale de Bibliophilie)は1963年に発足し、今年満40年を迎えます。
世界中の約500名の個人会員と100近くの機関会員(図書館や研究所等)で構成されています。現在の会長はスペインの方です。会員は本のコレクター、書誌学者、図書館関係者、出版印刷業、古書店経営者等多様ですが、原則は愛書家であり、本のコレクターであることです。
毎年秋、世界のどこかに集まり(100~200名位)、1週間かけてその地域の著名な本のコレクション、図書館を視察し、専門的な講演を聴き、また情報交換等、交流を深めています。1999年、日本で開催した大会では、約10ヶ所の蔵書を視察し、新聞等で取り上げられ、話題となりました。大会はその後、2000年はベルリン、2001年はバルセロナ、2002年は南アフリカで開催され、そして今年は9月にロンドンで開かれます。
現在、日本在住の会員は14名ですが、国別、職業別である程度調整、調和をとっているので、日本からどんどん会員が増えていくわけにはいかないようです。
 

日本ビブリオフィル協会

1999年に国際ビブリオフィル協会の大会が日本で開かれたのを機に、“日本ビブリオフィル協会”が渡部昇一会長の下にスタートしました。約30人の会員(旅行等の関係でこの位の人数が良いと思われます)で構成し、年1回の研修旅行会、何回かの勉強会、会員による15分スピーチ“私の一冊”等、熱心に学び、交流を深めています。すでに旅行会は金沢、大阪、そして2001年には韓国のソウルまで足を運びました。
また、どなたでも気軽に参加できる愛書家の会“グロリアクラブ”は、年3~4回、東京で例会を開いています。
 
2003年2月