【古書ブログ】 みつお 東大駒場博物館の「マザリナード」展へ出張する

こんにちは。丸善雄松堂のマスコットキャラクター(非公認)のみつおです。

なんと丸善雄松堂を飛び出して出張中なのです!

こんにちは。丸善雄松堂のマスコットキャラクター(非公認)のみつおです。

なんと丸善雄松堂を飛び出して出張中なのです!

 

現在、東大駒場博物館で開催中の展示

「東京大学コレクション『マザリナード集成』:十七世紀フランスのフロンドの乱とメディア」

に行ってきました!

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なぜ、ブタの僕が出張することになったかといいますと…

今回の展示の主役、東大コレクション『マザリナード集成』は、丸善の古書部を通じて納められたものなのです。

そのご縁で僕を見初めてくださり、なんと!twitter(@Mazarinades_jpに何度も登場させてもらっています!

いやーてれるなぁ…。

ぜひご挨拶とお礼に伺わなくては!

 

というわけで、ちょうど駒場祭が開催中の、東大駒場キャンパスへ。

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たくさんの人でにぎわっていました。

まずは、駒場祭にあわせた講座を聞きにホールへ…

着席して…ノートの準備もばっちりです。

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その前に…そもそも「マザリナード」?「フロンドの乱」って何??

ということで、世界史の教科書を開いて予習しました。

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ええと、ルイ14世が即位したときに、まだ小さかったためについた宰相がマザランさんで、、、

その政治に反対した人々が起こしたのがフロンドの乱。。。って3行しかない…!!

うーん、、、詳しく知るにはやはり、講座をしっかり聞かなくては!

 

「マザリナード集成」を研究されている一丸禎子先生による講義

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写真や、ルイ14世、マザランなど登場する人物の肖像画もまじえたスライドで、難しくて寝てしまうかも…という心配が吹き飛ぶ面白さでした!

 

ざっくり言うと「マザリナード文書」は、フロンドの乱についてのあらゆる発言の集大成、で

批判の対象となったマザランの名前がつけられ、「マザリナード文書」と呼ばれている、のだそうです。

 

17世紀のフランスで印刷・出版された「マザリナード文書」およそ2700点が、さまざまな偶然が重なり

日本、東大へやってきて、一丸先生が研究され、こうして展示会での公開にいたったことも松村剛先生よりお話しがあり、

その偶然のおかげで僕もここにいると思うと…なんだか不思議な気持ちです。

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また、今回展示されている、東京大学の「マザリナード集成」はウェブで公開されています。

世界で初めて完全にデジタル化されたマザリナード文書のコレクションなのだそう!

 

その後、なんと一丸先生が展示をご案内くださることに!

いざ出発!のツーショット

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案内人の”ジャック”とぱちり。

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あれ、どこかでお会いしました…?

一丸先生によると、”世界で一番有名な本の行商人”とのことで、本の歴史について書かれた本などには必ずといっていいほど登場するのだそうです。

 

あれーやめてー

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ルイ14世が”フロンド”を踏みつけている像の写真です。

 

これが今回の主役?のマザランさん。

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こちらは、「マザリナード」という言葉の由来、とされる「ラ・マザリナード」という諷刺詩を書いた、スカロンさんです。

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僕の周りに見える”ふせん”は、来場した方が感想や疑問を書いたもの。疑問には、なんと先生が答えてくださることも!

つまり、展示の内容は毎日どんどん豊富になっていくのです!面白いなぁ…!

 

フランスの図書館に所蔵されている「マザリナード文書」を紹介するスライドを熱心に見るみつお。

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レボラール先生と一緒に。

 

「では一番危険な文書のところへ行きましょう!」、一丸先生、待ってくださいー!

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ふむふむ、これが今回の展示の中で一番危険なマザリナード文書ですね。出版した人には厳罰が課せられたとか…ごくり。

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でも一番危険ということは、”一番人気”の文書でもあったとのことです。うーん、その気持ち、わかるような気がします。

 

こうした文書は、分量も少ないパンフレットのようなもので、安く売られ、読み捨てにされるものだったのですが、それを集めるコレクターが登場します。

同時代のコレクター代表者がノーデさん。批判の対象マザランさんのもとで働いていたので、批判に反対するために資料としてマザリナード文書を集めていたところ、コレクター第1号になってしまった人だそうです。

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しかも集めた文書を、その内容ではなく、たとえマザランを批判しているものであっても文章の良し悪しによって批評したんだとか!真面目な人ですねぇ。

 

このケースの中の文書は、大変貴重。

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なぜなら、フランスはもちろん、イギリスやアメリカ、ドイツなど各地に存在するマザリナード文書のコレクションにも含まれない、東大にしか存在が確認されていないものなのです…!

 

展示を見終わったところで、「世界で一番マザリナード文書を知るブタ」の称号を一丸先生からいただきました!(エッヘン!)

 

実物を見て、講義の内容がより深くわかりました!とっても面白かったです。一丸先生、ありがとうございます…

え?ケースに空きがあるんですか?僕にぴったりのサイズの??

…というわけで、なんと会期終了まで、展示にお邪魔させていただくことになりました!

わたくし、ブタのみつお、12/4(日)まで東京大学駒場博物館で開催中の「東京大学コレクション『マザリナード集成』:十七世紀フランスのフロンドの乱とメディア」に出張中です。ご来場の際には、ぜひかわいい僕のことも見ていってくださいね。ブヒヒ。