【古書ブログ】 みつお、ワールド・アンティーク・ブック・プラザの【欧文絵本・ちりめん本】特集へ行く

【古書ブログ】に出張中のみつおです。
今日は丸善日本橋店内の“ワールド・アンティーク・ブック・プラザ” の【欧文絵本・ちりめん本】特集をレポートしてきました。

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こんにちは。丸善雄松堂のマスコットキャラクター(非公認)で、【古書ブログ】に出張中のみつおです。先日2代目みつおを襲名して以来、初のお仕事です。偉大なお方の名前を受け継いだ以上、より一層丸善雄松堂の素晴らしさをお伝えしますので、今後ともよろしくお願いいたします!今回は丸善日本橋店3階のワールド・アンティーク・ブック・プラザで開催中の「欧文絵本・ちりめん本」特集を取材してきます。

 

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わぁー!こんなにもちりめん本がたくさん!そもそもちりめん本とは和紙を何度も揉んだり、伸ばしたりして縮緬布に似た質感があるちりめん紙の上に、欧文と挿絵を印刷した本のことです。明治時代から昭和初期にかけて外国人の日本滞在の土産物として重宝されていたみたいですよ。

 

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その中でも人気だったのが、「日本昔噺輯」(Japanese fairy tale series)です。日本の昔話を英語だけはなくフランス語、スペイン語、ポルトガル語、ドイツ語などに翻訳しに出版したものです。

 

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僕の右上のものは「文福茶釜」です。「日本昔噺輯」はno.1からno.20までありますが、no.16には「鉢かづき」と「文福茶釜」の2種類があるため21冊あります。ん?ということは…表紙のこれは…狸?あ、あの…失礼ですが…皆さんには狸に見えますか? (…あっ、後、僕の鼻の穴大きく見えていますかね?えへ。。)

 

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こちらは「猿蟹合戦」の表紙です。表紙が主人公の猿と蟹ではなく、臼、杵、玉子、蜂になっているので最初は猿蟹合戦のお話とはおもいませんでした。僕には玉子は頭の大きい子供、臼と杵は被り物を着ている人に見えるのでとても面白いです。

 

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うわぇ!大きなムカデ!「俵藤太」に出てくるそうです。枠もページもはみ出てしまうぐらい大きいです。こんなムカデがいたら僕なら…あっ…いや…虫嫌いの人たちなら怖くて逃げ出しそうですね。ぼ、僕は大丈夫ですよ。怖くありません。

 

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こちらは「鼠の嫁入り」です。そういえば…こんなにも動物のお話しがあるのに、日本の昔話ってブタが出てくるお話ないですよね……欧米なら3匹の子ブタとかあるのにな…あれ?同じお話しなのに絵柄が違いますね。

 

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ほら!縮緬加工がされていない平紙本の「鼠の嫁入り」(一番左)とちりめん本の「鼠の嫁入り」(左から2番目)の表紙が違う!あぁ!こちらの右の2冊なんか同じ「桃太郎」のちりめん本なのに表紙が違う!なんと右から2番目の「桃太郎」は「日本昔噺輯」の初号初版のちりめん本タイプの初刷です。す、すごいです…

 

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ちりめん本は「日本昔噺輯」シリーズ以外にも日本の文化を紹介するものや小泉八雲の怪談シリーズもあります。

 

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こちらは「日本人の生活と風景」という日本の文化を紹介したものです。なんと表紙はちりめん本を製作している方々の描かれています。あれれ?

 

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な、な、なんと!「日本人の生活と風景」も2パターンあるのですね!ひぇぇえー!びっくりして引っくり返ってしまいました。

 

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最後にちりめん本のカレンダーをご紹介します。うわぁー!五重塔の簾のようなものも、ちりめん本なのですね。

 

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どれどれ近くで見てみましょう…おぉ…間近で見れるなんて幸せです。ちりめん本は中の絵も個性的で鮮やかなものが多いですので、是非足を運んでくださいませ!
ガチャ。
あれ?扉が開かない。鍵がしまっている。店員さーん?店員さーん!僕はまだガラスケースの中にいますよぉ!店員さーん!…どなたか助けてください。
※その後、みつおは無事に助け出されました。

 

 

 

【後日:余談】

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※ちりめん本にブタがいないとブーブー言っていたら古書部の方がみつおを発見。
ぼ、僕のご先祖様?!