ウィリアム・モリスの彩色手稿本「ホラティウスの頌歌」ファクシミリ版
The William Morris manuscript of the Odes of Horace

価格:93,852円(税込)

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限定980 部

発行年月:2014/06

出版社名:The Folio Society

出版国/出版地:United Kingdom (イギリス) /London

媒体:書籍(ファクシミリ版)

判型/サイズ:171 x 127 mm

頁数:192 p.

内容

1869年から1875年までの間に、ウィリアム·モリス(William Morris, 1834-1896)は、16世紀末の印刷機の発明によって色褪せてしまった伝統を復活させることを望み、18点の彩飾本を制作した。それらの内の2点はラテン語テキストの『アエネーイス』と『ホラティウスの頌歌』であり、特に後者は、未完成ではあるものの、アーツ·アンド·クラフツ運動の至宝と言われている。本書はその名作の初のファクシミリ版である。ヴィクトリア朝中期から後期にかけて自由党を指導して、4度にわたり首相を務めたウィリアム·グラッドストン(William Ewart Gladstone, 1809-1898)による翻訳と共に、980部限定でThe Folio Societyによって刊行された。
 モリスの独創的な作品の背後にあるビジョンは、ヴァルター·ベンヤミンが「機械的な複製の時代」と表現したものに対する激しい嫌悪によるものである。彼の彩飾本はその信念を具現化しており、手作りのディテールによる華やかな輝きと共に、近代の労働の単調で魂の無い果実とモリスが感じたものへの反抗のスローガンであった。彼は勤勉なる美の創造を、それ自体としても知恵へ至る道としても信じており、彩飾の繊細な芸術はその理想を追求する厳しいがやりがいのある手段を彼に提供していた。
 モリスの彩飾本への興味は若年期から始まっていた。オックスフォード大学にて学習時に彼はしばしばボドリアン図書館を訪問し写本コレクションを研究していたが、現在、当図書館には本書『ホラティウスの頌歌』も所蔵されている。本書は、大半は不完全ではあるものの、その純粋な芸術性と優雅さと共に、素晴らしい芸術形式を復活させるモリスの企ての記録としても高い価値を持つ、壊れやすい美しさを持つ名作である。ラドヤード・キップリングの叔母であり、モリスの友人・共同制作者エドワード・バーン=ジョーンズの妻であったジョージアナ・バーン=ジョーンズへの贈り物として1874年に制作されたと言われている。

特記事項

その他書誌事項:Introduced by Clive Wilmer, Emeritus Fellow in English at Sidney Sussex College, University of Cambridge.
Printed on Tatami paper in coloured inks with gold and silver foil.
Bound in Indian smooth-grain goatskin with 5 raised bands on the spine.
Gold blocked on spine, edges and doublures.
Shuffled pages.
With commentary volume featuring the full verse translation by William Gradstone.

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