ヘンリーⅧ世が所蔵したフランス語のアレクサンドロス・ロマンス
「パリのアレクサンドロス大王物語」大英図書館蔵写本 ファクシミリ版 総革装 注釈巻付
The Paris Alexander Romance.: British Library, London. Royal 20 B XX. (Paris, 1420s)

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680部限定

発行年月:2014

言語:French, Middle (ca.1400-1600) (中世フランス語)

媒体:書籍(ファクシミリ版)

内容

紀元前のペルシャ王国を滅亡させ、古代最大の王国の一つとなったマケドニアのアレクサンドロス大王(356-323 BC)の生涯は、3世紀頃に伝カリステネスによってギリシャ語で西方世界における伝承が成立し、「アーサー王伝説」「トロイヤ陥落の伝説」に並んで、各国俗語に翻訳される中世の世界文学となりました。
誰がこの仏語写本の制作を依頼したかという問題はまだオープンなままですが、十六世紀にはヘンリーⅧ世(1491- 1547)の手を経て、1542年にはウェストミンスターの上方(旧王室)文庫に所蔵されており、旧王室文庫は、晩年のジョージⅡ世によって全て1757年に大英博物館に寄贈された来歴があります。多くの空想をまじえ、伝奇的な内容を多く含むこのパリ写本は、風景や屋内や街の情景、騎士や宮廷の生活、野獣に神話上の生物が、創造力豊かな才能によって技巧的に描かれています。見どころの一つは、空の旅(76葉裏)と海の旅(77葉裏)で、時を告げる雄鶏と、空気を浄化する猫を連れた大王が、透明なガラスの樽から海底の魚を見る姿が描かれています。

特記事項

その他書誌事項:4to (28 x 19 cm). 97 ff., incl. 86 two or one-column miniatures, more than 100 multiline initials, French text in gothic cursive script, decorated borders with fine foliate sprays. Light-brown full-leather binding with gold-tooled frames and the arms of King George II of England (1757). With a commentary volume in English/German. Facsimile Edition. Limited to 680 copies.