獣や鳥の姿で自然界に現れる神の寓意
「動物寓意譚」ボドリアン図書館蔵写本 復刻版 デ・ハメル注釈巻附
Liber Bestiarum.: Bodleian Library, Oxford. Ms Bodley 764.

価格:113,335円(税込)

在庫:お問い合わせ

限定1980 部

発行年月:2008

出版社名:The Folio Society

出版国/出版地:United Kingdom (イギリス) /London

言語:Latin (ラテン語)

媒体:書籍(ファクシミリ版)

判型/サイズ:305 x 200 mm

頁数:280 p.

内容

本書は、13世紀中ごろに製作され、現在はオックスフォード大学ボドレー図書館に所蔵されている動物寓話集写本のファクシミリ復刻版である。
 中世ヨーロッパにおいて、動物の研究をすることは、自然界に現れる神の意思を読み解くことに等しかった。それゆえ、正確な観察よりも象徴的な意味の方が重要であることも多かった。特にその信念はイングランドに顕著であり、多くの最も魅惑的で美麗な動物寓話集の写本を生み出した。現存しているそれらの多くが豊富な金装飾に彩られていたり、あるいは教会の聖書のように大判であったりする中、本写本は、挿絵の優美さや決して大げさでない動物描写、動物に対する愛情のこもった親密さにおいて、大変な魅力を備えている。それらは疑いなく当時の優れた芸術家や写字生によるものであり、中世の写本における彩色の理想的な見本と言えよう。
 他、本写本の特徴として、馬に乗った騎士が虎の子を誘拐しているシーンや、貴婦人が家来と鷹狩りをしているシーンなど、多くの挿絵が動物の人間界との関与を描いている点が挙げられる。猫が焚き火の傍で丸くなっていたり、鳥をもの欲しそうに眺めていたり、誇らしげに鼠をくわえているシーンなどは、挿絵画家の良く知っている動物への愛情が見受けられる。また、鳥類を描いた挿絵が他の写本に比べて非常に多いことも注目すべき特徴である。

特記事項

その他書誌事項:Bound in full goatskin leather of finest Nigerian grade, blocked in gold and three colours, with traditional raised bands on the spine, binding design by David Eccles. Gilding on all three edges, ribbon marker.
With commentary volume, 173 pp.