ダルムシュタット、ヘッセン州立大学図書館
ファクシミリ版「ダルムシュタット版 ハガダー・ペサッハ」
Die Pessach-Haggadah

価格:157,842円(税込)

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限定730 部

発行年月:1989

出版社名:ADEVA (Adademische Druck u. Verlagsanstalt)

出版国/出版地:Austria (オーストリア)/Graz

言語:Hebrew (ヘブライ語)

媒体:書籍(ファクシミリ版)

判型/サイズ:250 x 340 mm

頁数:52 pp. (fol. 1–26)

内容

「ハガダー・ペサッハ」は、出エジプト記に題材を得た、生活指針を込めた過越しの祭り用の物語であり、聖書やマハゾールと同様、ユダヤの宗教的写本として最も名高いものである。その目指すものは、エジプトでの隷属状態からの解放と約束の地への脱出のメッセージを次の世代に伝え続けることであり、救世主の待望であった。
 1769年にコペンハーゲンにて製作されたダルムシュタット版ハガダー・ペサッハのファクシミリ版。本書はポーランド生まれのYehuda Leib ben Eliyya Ha-Cohenによって執筆され、精妙に装飾された。それはハガダー・ペサッハからのトピックを強い熱意とともに詳細・精密に描写しており、典礼の儀式的・聖書的・終末論的な側面を映し出し、そして当時の生活と時代への洞察を提供するものである。本文は聖書、聖歌、詩篇、詩と宗教的慣習の記録から構成され、ペサッハ祭りの初日と二日目の晩に家長が読み上げた。それは祭りと食事の最中であることが多かったため、殆どのハガダー・ペサッハ写本はワインのしみなどの使用の痕を残している。
 本書は18世紀に美術の観点から、特にこのテーマに深く関わっていたデンマークの芸術家によって再発見された。印刷技術の発明から久しい現代において、書物 - 特にユダヤの典礼書 - が手書きで写され細心の注意を払って豪華に装飾されていたという事実はあまり知られていなかったが、それゆえに本ファクシミリ版の刊行は印象的である。
 デンマークにおけるユダヤ人コミュニティーは、クリスティアン4世が経済・政治的な理由によって移住を勧めた17世紀に遡ることが出来る。特にコペンハーゲンのコミュニティーは大きく、国際都市の雰囲気と広い文化・経済活動の下、数十万人が暮らしていた。デンマークでユダヤ人たちが比較的平和で豊かに生活できたことは、本書の芸術性や精緻な装飾を生んだ要因のひとつであろう。

特記事項

その他書誌事項:Original ed.: Darmstadt, Hessische Landes- und Hochschulbibliothek, Codex orientalis 7, Danmark, 1769.

Written and illuminated in Copenhagen 1769, by Yehuda Leib ben Eliyya Ha-Cohen from Lissa. German square Hebrew script with annotations in Rabbinic cursive. Richly ornamented initials and 20 miniatures. Half binding in leather and marbled patterned paper and with marble patterned flyleaves. All folios are cut according to the original.

Commentary volume (in English):
By U. Haxen, Copenhagen. 44 pp., numerous black-and-white illustrations.