エステンセ図書館に取り戻された細密画の百科事典
「エステ家エルコレⅠ世の聖務日課」エステンセ=ザグレブ復刻版 注釈巻付
Breviario di Ercole I d'Este: Biblioteca Estense Universitaria, Modena. ms. Lat. CCCXXIV = Ms. V.G.11; Strossmayerova Galerija, Zagreb. (Ferrara, c.1502-04)

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299部限定

発行年月:2011

言語:Latin (ラテン語)

媒体:書籍(ファクシミリ版)

内容

ロンバルド絵画とフランドル絵画の影響を取り込んだイタリア盛期ルネサンスの複数の絵師、マッテオ・ダ・ミラノ、トンマーゾ・ダ・モデナ、チェーザレ・デッレ・ヴィエツェによって制作されたフェラーラの彩飾写本です。ボーダーから撚り糸の様にテキストに広がる装飾等の様式はそれまでフェラーラの彩飾にはなく、熟練したキアロスクーロの技法による聖書や古代の図像、鳥や静物等の自然な描写と、典型的なエステ家の花模様とともに装飾に盛り込まれています。イタリア統一運動直前の最後のモデナ公(オーストリア=エステ大公)フランチェスコⅤ世(1819- 1875)が1859年ウィーン宮殿に持ち出してその地で没した後、1929年にフィレンツェの古書肆タンマーロ・デ・マリニスによってその存在が再確認され、長い外交的交渉の末に秘密裏に買い戻され、1939年にエステンセ図書館に戻ってきました。その間不信心者によって紙葉が切り取られて、現在ザグレブのギャラリーにある細密画4枚の欠葉と共に復刻しています。

特記事項

その他書誌事項:Folio (38 x 27 cm). 493 ff., incl. 45 full-page and 11 half-page miniatures, 40 scenes depicted in small frames, several inhabited and historiated initials, double-column text in Latin in gothic textura. Bound in (the 19th century style) red morocco leather with four silver renaissance corners and gothic clasps. With a commentary volume in Italian. Facsimile Edition. Limited to 299 copies.

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