ハーグ王立図書館蔵写本
「ハーグの彩飾挿絵聖書」ファクシミリ版 
Biblia Ilustrada de la Haya.: Koninklijke Bibliotheek, The Hague. Ms. 76F5.

価格:333,132円(税別)

※輸入実勢レート

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発行年月:2011

出版社名:Orbis Mediaevalis

出版国/出版地:Spain (スペイン)/Madrid

言語:Multiple languages〔多言語〕

媒体:書籍(ファクシミリ版)

判型/サイズ:255 x 165 mm

頁数:94 p.

内容

1200年に製作され、13世紀フランスの知恵と知識の中心であったサン=ベルタンのベネディクト会修道院に所蔵、その後1819年までJoseph Désiré Lupus氏の個人所蔵コレクションの一部であったが、1823年からハーグ王立図書館の至宝のひとつとなり現在に至っている、ユニークなスタイルと高いクオリティを誇る挿画写本のファクシミリ版。
画家の名前は不明であるが、本写本の細密画はフランス様式と呼ばれているものであり、ロマネスク様式独自の技法を用いながらも、金色の背景、色彩や平板な形態などにビザンチン様式の影響がうかがえる。各ページは、旧約聖書と新約聖書の物語や聖人たちの生涯と殉教の解説を取り上げた4つの場面に分割されており、計172の場面は、エデンの園でのアダムとイブに始まり、最後の審判に終わる、救済のサイクルを表現するものである。テキストは、後に13世紀を通していくつかの手を経た間に、挿画に伴う形でラテン語やフランス語のテキストが追加されたと考えられている。それゆえ、一部の学者たちは本写本の特定のタイトルを付けることを躊躇し、「De Hebraeis et Christianis Chronicon」こそが最も適切なタイトルではないかと提唱するに及んだ。その事実も、挿画の独創性と相まって、本書のユニークな特徴となっている。
最初と最後のページの両方に表れているビザンチン絵画の明らかな影響と、第二次十字軍に関するローマ帝国宮廷への批判と不満は、本写本が東ローマ帝国コムネノス王朝の第3代皇帝(在位1143‐1180年)であったビザンチン皇帝マヌエル1世コムネノス“メガス(偉大なる)”のために製作されたことを示唆している。ビザンチン軍は十字軍の振る舞いの制御を試みたが、フランク人とギリシャ人の間には多くの暴力的な衝突があり、皇帝マヌエル1世と十字軍の間で全面的な紛争になりかけていたのである。

特記事項

その他書誌事項:Date: late XII century.
Location: Royal Library in The Hague, ms. 76F5.
Source: Saint-Omer, St. Bertin Abbey. Northwest France.
Lighting: 45 full-page miniatures.
Binding: green velvet with silver clasps.
Language: Latin and French

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