第二次大戦後における日本造船業の展開と
国際市場のライバル: 表層的認識の錯誤と国際競争力の幻影

祖父江利衛 著

価格:13,400円(税別)

※学位論文

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発行年月:2015/9

出版社名:雄松堂書店

出版国/出版地:Japan (日本) /東京

言語:Japanese (日本語)

媒体:書籍

判型/サイズ:B5判

装丁:上製

頁数:242p.

ISBN:9784904742204

Cコード:C3034

内容

第二次大戦後の日本造船業は1956年に進水量実績世界一を達成したが、戦後日本造船業の展開過程を、世界の海上荷動きの動向、ライバルと目されていた西欧造船国との対比、国際比較の視点を意識して論じたのが本論文である。ここでは、日本造船業の動きを世界の海運市場の動向に対応した発展過程としてとらえ、その特徴の析出を試みた。具体的には、原油・鉄鉱石・石炭などの海上輸送の時期的変化が日本造船業の建造実績へ与えた影響を実証的に明らかにした。
そして、そこから日本造船業の発展要因として析出できた諸点を掲げてみる。前提として明瞭なのは、日本着貨物の拡大及び遠距離化と日本籍船の不足である。その下で、第一点目は、日本造船業が海外からの受注に成功した要因を西欧に勝る技術の進展と廉価性の実現とはみなし難い、になる。その上で、受注獲得実現に果たした役割としての西欧と異なる船舶金融の方式、サプライヤー・クレジット方式を採用していたことの貢献を第二に指摘したい。加えて、日本造船業の競争力は適切な納期であると関係者には認識されていた。したがって、第三点として強調したいことは、積み上がる受注実績と歩調を一にして進水量実績を拡大させていったことである。この行動様式は、西欧には見られない。そのためには、常に建造能力施設や運搬装備への投資が求められていた。
これらを日本造船業発展の特徴、と主張できよう。

特記事項

その他書誌事項:学位取得大学・年:東京大学 2011

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