オックスフォード大学ボドリアン図書館所蔵
ファクシミリ版「ケニコット聖書」
The Kennicott Bible

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限定550 部

発行年月:1985

出版社名:Facsimile Editions

出版国/出版地:United Kingdom (イギリス) /London

言語:Hebrew (ヘブライ語)

媒体:書籍(ファクシミリ版)

判型/サイズ:320 x 262 x 100 mm

頁数:922 pages, 238 illuminated pages with gold and silver.

ISBN:0948223006

内容

イベリア半島からのユダヤ人強制追放の16 年前にスペインで作られた贅沢なヘブライ語聖書。

ケニコット聖書は中世スペインで作られた写本の中で最も贅沢な作品のひとつであり、際立った美しさを誇っている。聖書はヘブライ語で書かれ、母音符号や句読点も振られており、スペインまたはイベリア半島のユダヤ人が使っていた字体で書かれている。英国オックスフォード大学にあるボドリアン図書館の至宝であるケニコット聖書は、オックスフォード大学のクライスト・チャーチにおいて司祭を務めるかたわら、世界中のヘブライ語で書かれた聖書写本を収集し、テクスト変異の比較・分析に生涯を費やしたヘブライ語聖書のイギリス人専門家、ベンジャミン・ケニコット( Benjamin Kennicott, 1718-1783)にちなんで名付けられた。
本写本は、1476年スペインのラ・コルーニャにおいて、Don Solomon de Bragaの息子Isaacの依頼により、当時著名であった写本書記Moses Ibn Zabaraによって製作された。ヘブライ語聖書( キリスト教で言う「旧約聖書」)と、ユダヤ教聖職者・学者 Rabbi David Kimchiの聖書の文法に関する論文“Sefer Mikhlol”を書き写したものである。書記Ibn Zabaraは本書巻末に著者・刊行日に関する解説を書き、この書がラ・コルーニャ(ガリシア地方)においてユダヤ暦5236年Av月3日( 西暦1476年7月24日)に完成したと記している。
全922ページのうち、238ページにきらびやかな装飾が施されており、磨かれた金箔や銀箔も使用。装飾を担当したJoseph Ibn Hayyimも巻末に解説を書いている。書記者だけでなく、装飾者の名が巻末に記される事はユダヤ教に関する写本においては、ほとんど見られないものである。独自性にあふれた鮮やかな装飾画は細部まで丁寧に描かれており、また、巻末の解説では文字が動物や人間に似せて書かれており、装飾家の豊かな想像力が表れている。
5年半の年月をかけて作られたファクシミリ版は、故David Patterson教授の発案により製作。大切に保存されていた原本が英国Facsimile Edition社の技術によって、さらに美しい形で蘇り、ボドリアン図書館を含め多くの図書館から絶賛を受けた。

特記事項

その他書誌事項:MS. Kennicott 1.
Fine Italian morocco goatskin box-binding over specially prepared boards.
With Commentary volume.